花ざかりの君たちへ~フレームとリフレーム~

こんにちは。松沢英俊です。
今回はみなさんに武器を配りたいと思います。リフレームです。人は自分のフレームを通して物事を見ます。フレームとは思考の枠組みのことで、人は自分のフレームを通して主観的に物事の良し悪しを判断します。物事それ自体には良いも悪もありません。あるのは事実だけです。それでは、事実の解釈においてフレームがいかに大きな影響を与えているか、例をまじえて説明することにします。まずはオスのトド、サニーの話です。

オスのトドは繁殖期の5月になると数頭から数十頭のメスとハーレムを形成する。強いオスがメスを独占するのだ。闘いに敗れたオスはメスにありつくことができずに死んでいく。生まれつき体の大きかったサニーは闘いに勝ち数十頭のメスとハーレムを作った。毎晩、違うメスと後尾を繰り返すバラ色の生活を送っていた。

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資料出所:ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%89)

どう感じたでしょうか。今、感じたことをしっかりと覚えておいてください。もう一つ例を紹介しましょう。ある経営者、渡利(わたり)の話です。

渡利は34歳の時に、それまで約10年努めていたコンサルティング会社を辞めて、新たにコンサルティング会社を設立した。渡利の人望もあってか、かつての顧客を引き連れることに成功し事業は順調だった。従業員も50名を超えた。多忙だったが生来の女好きの彼は仕事終わりに、頻繁に渋谷でナンパを繰り返してはアバンチュールを楽しんでいたし、常に2、3人の長期的な関係の彼女もいた。浮気が原因で離婚した元妻との間には、2歳の女の子がいたが離婚して以来一度も会っていない。

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夜の渋谷(筆者撮影)

さて、ぼくはあなたに少しばかり情報を与えたわけです。あなたは無意識のうちに、こう考えたのではないでしょうか。経営者の渡利はなんて奴だ、と。あなたが渡利に悪い印象を持ったのは、あなたが自分のフレームを通して、渡利のことを判断したからです。おそらく、「ひとりの男に女はひとり」というフレームを。渡利が複数の女性と同時に交際している、ということはただの事実であり、そこには良いも悪いもありません。個々のフレームを通してはじめて、物事の良し悪しが決まります。反対に、このオスのトド、サニーに対して、なんて奴だ、と思った人はほとんどいないはずです。自分とは関係がない世界であるため、単に客観的な事実として受け入れるこができたからです。フレームを持っていないニュートラルな状態です。経営者の渡利もトドのサニーもやっていることはさほど変わりません。違うのはあなたが持っているフレームなのです。

さて、ぼくは何を言おうとしているのでしょうか。もしフレームを捨てることができたら、あるいはフレームを変えること(リフレーム)ができたら経営者Aに対する評価は変わると思いませんか。もしあなたが浮気をされたら、嫉妬に狂いますか、それとも多くの女性に求められるようなモテ男と付き合えて幸せだと感じるようにフレームを変えますか。

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