CPU、プロセッサ、ソケット、コア、ハイパースレッディングの用語の解説

今回はITに詳しくない人に向けて簡単にCPU、プロセッサ、ソケット、コアの概念を説明する。まず、一番馴染みのある言葉はCPUだろう。CPUとは Central Processing Unitの略で日本語では中央演算装置と略される。人間で言えば頭脳にあたる場所だ。プロセッサはCPUと同じものを指していると思っていただいて問題ない。


次にソケットだが、これもなかなかわかりづらい概念だ。ソケットとはマザーボード上にあるCPUをはめ込む場所のことだ。自作のパソコンを作ったことがあったり、ハードウェアにある程度詳しい人でないと、CPUとソケットを混同してしまいがいちだが無理もないだろう。通常ソケットにはCPUがはめこまれており、明確に区別する場面は限られているからだ。


ちょうど、電球とソケットの関係と同じだ。普段は意識しないだろうが、電球はソケットに取り付けて利用する。
次にコアについて説明する。CPUの中を覗き込むとコアという部分があり、実はそこがCPUの中核になっており、演算処理もここで行われる。


2000年代中ごろまではCPUに搭載されているコアの数は1つであるのが主流だったので、コアというものを意識する必要がなかった。CPU = コアだと考えても実質的に何の問題もなかったのだ。ところがその後、技術革新が進み、1つCPUに複数のコアを搭載するマルチコアプロセッサが一気に普及し、現在ではノートPCなどの一般消費者向けのコンピュータのほとんどがマルチコアプロセッサを搭載している。サーバー製品(業務用の高性能コンピュータ)では、1つのCPUにコアが10個以上搭載されているのこともずらしくない。コアが複数あると、処理を並列で処理できるので性能がアップする。誤解を恐れずにあえて、簡単な例を出すと、音楽を聴きながら、メールを処理するような場合だ。次のようなイメージだ。


最後にハイパースレッディングについて説明しておこう。ハイパースレッディングとはCPUの物理コアを論理的に2つ分割するテクノロジーだ。物理コアを4コア搭載したCPUのハイパースレッディングを有効にすると、論理的には8コアになる。さすがに2倍の性能とはならないが、物理コアを有効に使うことができるので、処理速度があがるのだ。


このマルチコアとハイパースレッディングの恩恵を最大に受けているのはVMwareに代表される仮想化技術だろう。この辺りはITプロフェッショナル向けの話になってくるので次回以降に解説することにする。

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