RAID6とRAID10はどちらが安全か

結論を先に述べるとRAID 6の方が安全ということになります。ただし、どちらも十分に安全であるため、安全性で比較する意味はあまりありません。性能、コストでの比較する必要があります。

以前RAID 6と RAID 10の故障率の算出方法について解説しましたので今回は故障率の計算の詳細は省略します

・RAID6の故障率を算出する
・RAID 10の故障率を算出する

図1はディスクの故障率を3%としたときのディスク総数とRAIDアレイの故障率を示しています。この場合はディスク総数ですので、実態を正しく表現できていませんね。


次の図2はデータとして使えるディスクの本数で比較しています。例えばディスク総数8本で構成されるRAID 6 とディスク総数12本で構成されるRAID 10はデータディスク6本として、カウントしています。

図1および図2はディスク単体の故障率を3%としていました。ディスク単体の年間故障率が大体3%くらいだと言われているので、これだとディスクが1本故障しても1年間放置する前提となってしまっており、実態を正確に把握できていません。実際には、ディスクが故障したら速やかにディスク交換をするはずなので、故障率はもっと低くなります。ディスクが1本壊れて、5日以内に交換する、ということにしてみましょう。そうすると 3% × 5/365 で、ディスク1本が5日間に故障する確率は 0.04%ほどになります。すると下記の図3、図4のようなグラフが出来上がります。図3は図1と同じくディスク総数で比較しています。

図4は図2と同じく、データディスクの本数、つまり実効容量で比較しています。

RAID 6はRAID 10と比べて安全ですが、RAID 10も十分に安全ですね。従って、RAID 6とRAID 10を安全性で比較する意味はほとんどないと言えます。

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