RAID 5、RAID 6、RAID 10の安全性を比較する

今回はRAID5、RAID6、RAID10の安全性を比較してみたいと思います。結論を述べると安全性では、RAID5 <RAID10 <RAID6 となります。しかしながら、これは何の意味も持たないステートメントです。どらくらい安全かという視点が抜け落ちているからです。

図1はディスクの故障率を3%としたときのディスク総数とRAIDアレイの故障率を示しています。この場合はディスク総数ですので、単純に比較をすることができません。同じ本数でも実効容量に差があるからです。
次に図2を見てください。こちらはデータディスクの本数、つまり実効容量を同じにして故障率を比較しています。RAID10は実効容量がディスク総数の1/2となるので図1と比較すると故障率が上がって見えますね。

図1および図2はディスク単体の故障率を3%としていました。ディスク単体の故障率が大体3%くらいだと言われています。これではディスクが1本故障しても放置する前提となってしまっており、実態を正確に把握できていません。実際には、ディスクが故障したら速やかにディスク交換をするはずなので、RAIDアレイ全体の故障率はもっと低くなります。ディスクが1本壊れて、5日以内に交換する、ということにしてみましょう。そうすると 3% × 5/365 で、ディスク1本が5日間に故障する確率は 0.04%ほどになります。すると下記の図3、図4のようなグラフが出来上がります。図3は図1と同じくディスク総数で比較しています

図4は図2と同じく、データディスクの本数、つまり実効容量で比較しています。

ディスク単体の年間故障率を0.04%とすると、ディスク10本構成のRAID5の場合だと、年間故障率が0.001%、つまり1年間に1,000台に1台はRAIDが故障する計算になります。

故障率の求め方は以前に解説しましたので、興味がある方は読んでみるといいかと思います。

(参考)
RAID10の故障率を算出する
RAID6の故障率を算出する
RAID5の故障率を算出する

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