パブロフの犬

今日は雨が降っている。僕はいつものように近所のカフェで溜まった仕事を片付けている。僕は雨の日が大好きだ。とても心が落ち着くからだ。

ところで、みんさんは「パブロフの犬」をご存じだろうか。

生理学者だったイワン・パブロフ博士は、飼育係の足音を聞いた犬がよだれを垂らしているのに気付いた。まだエサを見てもいないのによだれが出ている。これに気付いたパブロフ博士は、「足音を聞いただけで、経験的に犬はエサをもらえると思い、よだれを垂らしている」という仮説を立て次のような実験をした。

  1. イヌにベルの音を聞かせる
  2. イヌにえさを与える
  3. 1と2を繰り返す

すると、ベルを鳴らすだけでイヌはよだれを出すようになった。このベルを条件刺激、ベルが鳴ると唾液が分泌する現象を条件反射という。1と2を何度も繰り返して、ベルの音とエサを関連づけさせることを条件付けという。

僕は中学、高校とサッカー部に入っていたのだが、練習が嫌いだった。毎日3時間も炎天下の下で、ボールを追いかける。そんな毎日に嫌気がしていた。僕はとてもまじめだったし、めったに風邪をひかない健康そのものだったので、練習を休んだことはほとんどない。そんなぼくは、雨が降ると練習が休みになるのがとてもうれしくて、降水率は欠かさずにチェックしていた。授業中は外を眺めて、雨が降ったりやんだりするのを見ては、一喜一憂していた(部活が休みになるには、グラウンドにぬかるみができる必要がある)。

  1. 雨が降る
  2. 練習が休みになる
  3. 1と2を繰り返す

僕が耐え切れずに高2でサッカー部を止めてから、かなりの月日が流れたが、まだ条件付けが消えないようだ。

だから僕は雨の日が大好きだ。

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